オンラインで仕事が完結する時代に、あえて人と会う意味
仕事の打ち合わせは、オンラインで十分です。相談も、情報交換も、チャットやZoomがあれば困らない。移動時間もかからない。場所も選びません。
いやー、便利な時代ですよね。
ぼく自身、オンラインがなかったら、フリーランスになっていなかったら、今のような働き方はできていません。
ただ、あらためて感じたことがあります。
オンラインで仕事が完結する時代だからこそ、実際に会う時間の価値は上がっています。
理由は、相手のことをもっと深く知れるから。人脈を増やすためでも、仕事を取りに行くためでもありません。画面越しでは見えなかったものが、実際に会うと一気に見えてきます。
この差が、あとから地味に効いてきます。
浅草のお肉会が教えてくれたこと
先日、フリーランス仲間と浅草でお肉会をしてきました。こんともさんと、冷え田やっこさんの商業出版のお祝いです。
漫画家のあんじゅ先生も参加されていて、隣の席でゆっくりお話しできました。
仕事の打ち合わせではありません。何かを決めるために集まったわけでもありません。お肉を食べながら、最近の活動や、これからやりたいことを話す。そんな時間でした。
でも、こういう時間が、あとから効いてきます。お仕事って、どこから生まれるか分かりません。
会うことでしか得られないもの
相手の情報量が一気に増える
SNSでは、相手の一部分しか見えません。
投稿内容
アイコン
プロフィール
発信テーマ
オンラインで何度も交流している人でも、知っているようで、意外と知らないことがあります。
実際に会うと、情報量が一気に増えます。
声のトーン
話すスピード
表情
会話の間
どんな話題で笑うのか
どんな話をするときに熱が入るのか
こういうのは、プロフィール欄には書かれていません。オンラインでも、完全には分かりません。
同じ場所で、同じ時間を過ごすからこそ伝わるものがあります。普段はアイコンで認識していた人が、急に立体的になる。
ぼくは、この瞬間が好きです。
「ああ、この人が、いつも画面の向こうにいる人なんだ」
と実感できます。次にオンラインで見かけたときも、「あのとき隣で話した人だ」と思えて、見え方が変わります。
声も、表情も、会話の間も思い出せるので、この差は意外と大きいです。
余白から仕事の種が生まれる
オンラインの関係は、効率的です。必要なことを聞けて、必要なことを伝えられます。目的がはっきりしているときは、オンラインのほうが便利です。
ただ、効率を求めるほど、会話は予定どおりに進みます。
この時間で、このテーマを話す
必要な確認をする
終わったら接続を切る
それで問題ない場面も多いです。
でも、新しい仕事のアイデアは、予定された会話だけからは生まれません。
少し横道にそれた話
本題とは関係ない雑談
料理を待ちながら話したこと
こういう余白から、思いがけないアイデアが出てきます。
今回のお肉会でも、ぼくが今取り組んでいることを話すと、
「こういう形も良さそうですね」
「こんな展開も面白そうですね」
と、たくさんアイデアをもらえました。
まだ、何かが決まったわけではありません。すぐに仕事になるかも分かりません。それでも、自分ひとりでは見えていなかった選択肢が増えました。
新しい仕事は、小さな雑談から種が生まれる。その種を持ち帰って、少しずつ形にしていく。この繰り返しです。
自分が持っているものに気づける
人と会う価値は、アドバイスをもらえることだけではありません。
自分が持っているものに気づけることも、大きな価値です。あんじゅ先生からは、最近始まったお仕事の話も聞かせてもらいました。
その中で、ぼくからも少しだけお伝えできることがあって、話したら喜んでもらえました。これもうれしかったです。
自分にとって当たり前の経験も、誰かにとっては役に立つことがある。
普段からやっている仕事
過去に失敗したこと
試してうまくいったこと
自分では大したことがないと思っている知識
こういうのは、ひとりで考えていても気づきにくいです。人と話して、初めて気づきます。「自分の経験も、誰かの役に立つんだな」と。
人と会うとき、何かをもらうことだけを考える必要はありません。自分が持っているものを、伝えることもできます。
この行き来があると、関係は自然と深くなります。
小さな思い出があとからじわじわ効いてくる
今回、あんじゅ先生は、イベントで販売されていた本も持ってきてくださいました。その場で一瞬で売り切れましたが。笑
ぼくも購入して、手書きのサインまでいただきました。
すごいですよね。
一緒にお肉を食べた
隣でいろいろな話を聞けた
本を買ってサインをもらった
ひとつひとつは、小さな出来事ですが、記憶に残ります。次にお会いしたときに、その場の空気を思い出せます。
人との関係は、大きな出来事だけで深くなるわけではありません。何気ない会話。一緒に過ごした時間。小さな思い出。
この積み重ねが、あとからじわじわ効いてきます。
スキルだけで仕事は続かない
フリーランスとして仕事を続けるなら、スキルは大切です。ただ、スキルだけで仕事が続くわけでもありません。
「この人なら安心して相談できる」
「この人と一緒に仕事をしたい」
「何かあったときに、この人の顔が浮かぶ」
そう思ってもらうのも、同じくらい大切です。仕事は、突然生まれません。
普段の発信
日々のやり取り
何気ない会話
一緒に過ごした時間
こうした小さな接点の積み重ねから生まれます。会ったその日に、成果を出す必要はありません。仕事につながらなくても大丈夫です。
まずは、相手の顔が思い浮かぶ。自分のことも、少し知ってもらえる。最初の一歩としては、それで十分です。
まとめ:同じ時間を過ごすことから始めよう
オンラインで仕事が完結する時代です。
だからこそ、オフラインで会う時間は希少になっています。非効率だし、移動時間もかかるし、予定を合わせる必要もあります。
でも、その非効率な時間の中にしかない価値があります。
新しい仕事の種が見つかる
自分の経験の価値に気づける
相手のことを、もっと深く知れる
小さな思い出が残る
この積み重ねが、あとから仕事や居場所につながります。
オフラインの場が苦手な人は、いきなり大きなイベントに参加しなくて大丈夫です。少人数の食事会で十分ですし、知っている人が一人でもいる場所なら、なお安心ですよね。
人脈を無理に広げようとしなくていいし、仕事を取りに行こうとしなくていいです。まずは、誰かと同じ時間を過ごしてみる。
そこから始めましょう。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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オンライン完結が当たり前になった今だからこそ、オフラインって大事ですよね。声のトーンとか話すスピードとか、画面だと削ぎ落とされる側に、その人の人となりって出るんですよね。ここ数年、オフラインの場に出てないので、この記事をキッカケに久々に出ようかなと、思わされました!