Substackに一本化したい気持ちもあるけれど...
複数発信を続ける本音と、いまの戦略
「発信プラットフォームが多すぎて、運用が大変…」
「Substackに一本化したら楽になるかな?」
複数のプラットフォームで発信を続けながら、「一箇所にまとまっていたら、もっと楽だろうな」と思う瞬間が、何度もあります。
でも、ぼくは今のところ、複数発信を続けています。
理由は、「リスク分散」という考え方が、自分の中に強くあるから。そして、「いま一本化できる場所は、まだない」と感じているから。
この記事では、その揺れてる気持ちを書きます。
一本化に憧れる気持ちと、それでも複数発信を続けている理由。ぼく自身がいま実際にどう発信しているかをシェアします。
「Substackに一本化したい」と思った瞬間
最初に、このテーマで記事を書こうと思ったきっかけを共有します。
イケハヤさんの記事を読んで考えたこと
イケハヤさんが「Substackに課金プランを一本化する」と発信してました。
理由はシンプルで、
・複数プラットフォームでの運用が分散して大変
・各サービスの手数料が高い(30%など)
・顧客のメールアドレスが取れない
・これらを全部Substackなら解決できる
すごく説得力があって、読みながら「たしかに、それができたら楽だな」と何度もうなずきました。
一本化できたら楽になる
「一本化したい」気持ちは、ぼくの中にもあります。
複数のプラットフォームで発信していると、それぞれに合わせた投稿の工夫が必要です。
Xでは短く、noteでは中長文、音声配信ではテーマを決めて話すみたいな。
同じテーマでも、媒体ごとにアレンジが必要になります。
(そのままなときもありますが。汗)
これが一箇所で済むなら、運用は楽ですよね。
自分の場合は本当にそれでいいのか?と立ち止まった
「自分も同じように一本化すべきか?」
答えはすぐ出ませんでした。
頭では「楽になる」とわかっているけど、何かが引っかかる。その引っかかりの正体を、この記事で言語化してみたいと思いました。
のりの発信プラットフォームの現状
まず、自分がどんな発信をしているか、整理してみます。
いま発信している場所を並べてみた
ぼくが今、定期的に発信しているプラットフォームはこちらです。
・X(旧Twitter)
・Threads
・note
・メルマガ(マイスピー)
・Substack
・音声配信(Spotify、Voicy、Stand.fm、Apple Podcasts、Amazon Music、YouTube)
加えて、コミュニティ運営として、自分で立ち上げたDiscordコミュニティのオーナー、そして複数のコミュニティでマネージャーをしています。
数えてみると、けっこう多いですね。
それぞれの役割と、最近の使い方
それぞれのプラットフォームで、発信内容を分けています。
X:マスに届ける短文発信、記事の転用
Threads:Xの内容をそのまま展開
note:Discordやコミュニティ関連、最近はSubstack関連記事が増加。
音声配信:テーマを決めて、Discordコミュニティや働き方の話
Substack:Substackの解説記事、雑談
つまり、プラットフォームごとに違う役割を持たせて運用しています。
Substackに重心が移ってる自覚はある
最近の発信は、いま明らかにSubstackに移ってきています。
イケハヤさんを皮切りに、どっと参入者が増えて盛り上がっていますし。
noteで書いている記事もSubstack関連が増えてきました。Xに流す内容も、Substack記事の要約や派生コンテンツが増えてきています。
https://note.com/nori_ynt1103/m/m3930cefd11c9
でも、「Substackに一本化する」という判断には、まだ至っていません。
なぜか。それを次のパートで言語化してみます。
一本化したい気持ちはある
複数発信を続けていると、こんな現実があります。
・投稿のタイミングを管理するのが大変
・それぞれの媒体に合わせた書き分けが必要
・リアクションのチェックも分散する
・「どこで何を発信したか」を覚えておく必要がある
楽しんでやっているので「負担」というほどではないですが、シンプルではない。一箇所にまとまってたら、もっと楽になると思う瞬間はあります。
もし、ぼくの発信を一箇所にまとめられたら、
・テキスト記事はそこで配信
・音声配信もそこで配信
・読者へのお知らせもそこで届く
・ファンとの交流もそこで完結
・課金プランもそこに統合
「1日の作業時間が半分になる」かもしれない。「読者にとっても、ひとつ追いかければOK」になるかもしれません。
実際、Substackには驚くほど多くの機能が揃っています。
・テキスト記事の配信
・メールマガジンとしてのプッシュ配信
・ポッドキャスト機能
・ライブ配信
・グループチャット
・月額課金プラン
・メールアドレスのエクスポート
・広告なしのクリーンな環境
機能だけ見ると、「Substackがあれば、ほとんどの発信は完結する」と言えてしまう。だから、一本化したくなりますよね。
踏み切れない理由
ここから、ぼくが一本化に踏み切れない理由を書きます。
Substackは強いけど全員そこにいるわけじゃない
Substackは、たしかに強いプラットフォームです。届く確率も高いし、読者リストも自分のものになる。これは前にも何度か書いてきました。
でも、「すべての読者がSubstackにいるわけではない」のが現実です。
・X(旧Twitter)を中心に情報収集している人
・noteで日本語コンテンツを読みたい人
・音声配信を通勤中に聞いている人
・Discordコミュニティで対話している人
それぞれのプラットフォームに、それぞれの読者がいる。Substackに移行してくれる人もいれば、その媒体じゃないと届けられない層もいる。
読者の習慣はプラットフォームごとに違う
人は、それぞれの情報収集の習慣を持っています。
・朝はXを開く
・通勤中はSpotifyで音声を聞く
・昼休みにメルマガを読む
・夜はnoteで長文を読む
この習慣に合わせて発信することで、それぞれの読者の生活の中に存在できるんです。一本化すると、これが崩れる可能性があります。
Substackは「一本化できる場所」になり得る
イケハヤさんも、Substackの多機能ぶりについてこう書いていました。
・テキスト記事配信
・メールマガジン配信(プッシュで届く)
・ポッドキャスト配信
・動画コンテンツ配信
・ライブ配信(OBS連携・画面共有可)
・SNS機能(フォロー、リスタック、コメント)
・グループチャット(無料・課金者限定どちらも作れる)
・月額課金プラン(手数料10%+決済手数料3.6%)
・メールアドレスのエクスポート可能
・広告なし
これらが1つのプラットフォームに揃っているサービスは、いまの世界を見渡してもSubstackしかないのでは?ってくらい。
機能的には「一本化できる場所」の条件を満たしているんです。
まだ「全員がそこにいる」状態ではない
ただ、機能が揃っていることと、実際に一本化できることは、別の話です。
Substackは多機能でも、まだ「全員がそこにいる」状態ではない。日本国内では、Substackユーザーはまだ数万人レベル。
多くの読者は、いまもX・YouTube・noteなど、他のプラットフォームで情報収集しています。
プラットフォームの機能は揃っている、でも読者の習慣はまだ移っていないのが、いまのSubstackです。
だからこそ、いまは「Substackに重心を置きながら、他の場所でも発信を続ける」のが現実的な戦略になります。
Substackがいずれ「全員がそこにいる場所」になったら、その時に本格的な一本化を考えればいい。それまでは、いまの形を維持しながら、Substackを育てていきます。
リスク分散という、もう一つの視点
もう一つの視点を紹介します。
Xはアルゴリズムで届かない時代
これは多くの発信者が体感していることです。
・Xを開いても、フォロワーが増えても、発信が届く実感が薄れている。
・アルゴリズムが選別する時代になって、発信が確実に届く保証はない。
これは、Xに限らず、広告ビジネスモデルのSNS全般に起きている現象です。
いつBANされるかわからないSNS
そして、もっと根本的なリスクとして、プラットフォームの停止やアカウントの凍結があります。
何年もかけて積み上げたフォロワーが、ある日突然消える可能性。
過去にも、たくさんの発信者が経験してきました。
自分でコントロールできない部分が、SNS発信には常につきまといます。
プラットフォームに全てを賭けない選択
だからこそ、一箇所に全てを賭けない選択肢が、現実的に意味を持ちます。
・もしXが使えなくなっても、Substackがある
・もしSubstackに何かあっても、メルマガがある
・もしひとつのプラットフォームが衰退しても、別の場でつながりが残る
「リスク分散」というのは、慎重すぎる発想ではなくて、長期的に発信を続けるための合理的な備えだと思っています。
慎重さは長期的な強み
派手に一本化して、賭けに勝つ人もいると思います。それはそれで一つの戦略です。
でも、慎重に複数の場所で発信を続ける戦略にも、価値があります。長く発信を続けたい人にとっては、こっちのほうが向いている場合もある。
ぼくの場合は、一気に集約する勇気より、複数を維持する地道さのほうが、自分に合っている気がします。
それでも、Substackに重心を置きたい理由
一本化はしない。でも、Substackに重心を置く。
これが、いまのぼくの答えです。
Xは届かない、Substackは届く
理由のひとつは、届く実感の違いです。
Xでは、どれだけ書いてもインプレッションが伸びず、「届いていない」という絶望感が、発信のモチベーションを下げます。
Substackは違います。送ったメールが読まれる。コメントが返ってくる。書いたことが、確実に誰かのところに届いている実感がある。
この感覚は、発信を続ける上で、何より大事です。
努力が積み上がる場所に時間を使いたい
時間は有限です。
「頑張っても届かない場所」と「頑張った分だけ届く場所」があったら、後者に時間を使いたい。これは、合理的な判断だと思います。
Substackは、いまぼくにとって努力が積み上がる場所です。だから、ここに時間と気持ちを注ぎたい。
コントロール範囲が広いプラットフォーム
Substackには、他のSNSにはないコントロール可能な範囲があります。
・読者リストが自分の資産(CSVでエクスポート可能)
・アルゴリズムに左右されない配信
・広告がないクリーンな環境
・多機能(テキスト・音声・動画・課金)が揃っている
「自分でコントロールできる部分が多い場所」で発信できるのは、長期的に安心感につながります。
複数発信を続ける工夫|1記事を、いくつかの媒体に展開する
「重心はSubstackだけど、複数で発信を続ける」
これを無理なく続けるために、工夫していることがあります。
Substackで書いた記事を、X記事に展開
書いた記事の核となるメッセージを抽出し、X記事やnoteに再構成します。
「1つのコンテンツを、複数の場所で生かす」という考え方です。完全に同じものを貼り付けるのではなく、Xで読まれる形に編集して投稿します。
Substackで考えたテーマを、音声で深掘り
Substackで書いたテーマを、音声配信で違う角度から深掘りする。
テキストとは違う、その場の感情や声のトーンを乗せて伝える。同じテーマでも、媒体によって受け取り方が変わる。
noteで書いたことを、Threadsにも流す
noteで発信した内容を、ThreadsやXにも要約して流す。
各プラットフォームの読者層の違いを意識しながら、できるだけ多くの読者の生活の中に存在することを目指す。
1つのコンテンツが、複数の場所で生きる仕組み
つまり、ぼくの運用は「ハブ&スポーク型」に近いかもしれません。
ハブ(中心):Substack(深い記事を書く場所)
スポーク(枝):X・Threads・note・音声配信(派生コンテンツ展開先)
ひとつの記事を書いたら、それを起点にいくつかの媒体に展開する。これなら、運用負担を増やさずに、複数発信を維持できます。
「一本化はしない、でも一箇所に集約しすぎない」絶妙なバランスが、いまの私の運用です。
まとめ|揺れたままでも、選び続けていい
「Substackに集中して、思いきって一本化する」発信者のほうが、勇気があるように見えるかもしれない。
でも、慎重に複数で続けることも、ひとつの選択です。一気に賭けるより、少しずつ重心を移しながら、長く続けるほうが、自分には合っているかもしれません。
もし、「一本化できたらいいのに」と思っているなら。無理に決断する必要はないです。
本記事の情報は2026年4月時点で確認できた内容をもとにしています。
Substackの機能や仕様は更新される可能性があるため、最新の情報は各出典元でご確認ください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
substack?触ったことないし、よく分からない…という方はこちらのBrain教材がめっちゃおすすめです。
Substackの教科書 〜note・Xの次に、自分のメディアと読者リストを育てる完全ガイド〜
まだ何もわかってない状態でも、ゼロから始められます。
ビジネス書1冊買うよりも、お得なので、ぜひお買い求めくださいね。
<コミュニティでの活動や運営に興味がある人向け>










のりさんいつも良質な記事ありがとうごさます!
noteの読者層とサブスタの読者層は明確に違う感じがします。
両方発信の実験をしながら様子みていきたいと思ってます。
今後も記事楽しみです🐱
揺れながら、自分に合う方法をその時々で選んでいきたいなって、思いました😊
それにしても、のりさん、配信や投稿されているプラットフォームの数にびっくり!すごい!
一つの記事を複数に展開するやり方、わたしも参考にしたいです。